白昼夢

のんびり色々なことを話しています

「HAPPY ENDie」考察①

THE GREATEST SHOW-NEN

「HAPPY ENDie」2月5日放送

 

 

「第2回公演 アリーズin Aぇ!ワールド」の考察はどうした?と思ったそこのあなた。

大変ごもっともでございます(土下座)

本当はアリーズの考察もしたいし、「1番のサンキュウ!」も考察しがいがあったのでゆっくりしたいんです!したいんですよ!!

 

ただ今回の「HAPPY ENDie」、2回目の放送までで謎が謎を呼んでいますし、結末を知る前に、ここぞとばかりに自分の考察(という名の妄想)を爆発させておこうかと思います笑。

結末を知ってしまったら、思考ってそこに引きずられて自由に考察できなくなってしまいますし。

ということで、リアルタイムで感じたことを次の放送が始まる前に、ここに書き記しておきます。

ネタバレがありますので、嫌だという方は自衛をお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

とあるコンビニ。

人質をとって立てこもる犯人。人質。警察官。コンビニの店員。偶然居合わせた店員の親友。

犯人に刺された店員。犯人は謎の空間に逃げ込む。それを追いかける、警察官と店員の親友。

何故か優しいような切ないような眼差しをコンビニ店員に向ける人質。

コンビニに向かう犯人。

繰り返される悲劇。ループする世界。

 

とまあ、こんな世界のお話の今回。

 

1回目の放送の考察はあえてしませんが、見た直後の私のtwitterでの呟きがこちら。

『これはリチャ小島が救おうとしているように見せかけて、実は末澤さんが救おうとしているパターンなのか。はたまた、末澤大晴は同じ人物で二重人格とかそっちなのか。謎が謎すぎて面白い』

『あれ、時空の狭間じゃなくて精神世界?とすら思うし。あと末澤さん、いくら自分が人質にされてたからって目の前で人刺されてるのにあんなに平気な顔する?』

今思えばある程度は核心つけてたな~なんて感心しちゃいます。

本当に深読みしすぎ。考察すると本当に楽しいから妄想に歯止めがかかりません笑。

さて、それは置いておいて。

 

 

ここからが本題の第2話。

 

 

繰り返されるコンビニで立ち読みをするモトム。それを注意するユウキはやはり犯人に刺される。

「俺じゃない。こいつが立ち読みくらいでうざいこと言ってくるのが悪いんだよ!」

犯人の台詞に違和感を覚える。今回のループで立ち読みをして注意されたのはモトムのはず。

何度も繰り返す中で犯人自身も混乱し、記憶が曖昧になっているのか。

また守れなかったと嘆くジンタを「まだだ、まだチャンスはあるぞ、君!」と再び時空の狭間(?)へと導く警察官。

「わたしは行く、君はどうする?」「行くに決まってんだろ、何回でも」

そうして、警察官とジンタはまたループする世界に飛び込んだ。

「勤続3年の逮捕術はどうしたんですか?」「不調なんだ」

 

空間の中でユウキを見つけ、どうにかしてコンビニに行くことを阻止しようとするジンタ。

一度は納得したユウキであったが、不思議な力の前にその記憶が消えてしまっていた。

 

苦しむ犯人の後ろで、昏い目で犯人を見つめるモトム。

犯人に差し出される封筒とナイフ、手紙。

 

「休むんじゃなかった?やっぱり、来てしまうんだね、ユウキ」

モトムの慈愛に満ちた声が困惑するユウキにかけられる。

「どこかでお会いしましたっけ?」

「俺はそんな言葉が聞きたくなくて、俺は、俺は、」

そして再び現れる犯人。刺されたのはジンタのはずなのに、死んだのはユウキだった。

繰り返される悲劇。変えられない結末。

「痛い、痛いよ!なあ、なんかさあ、もうずっと・・・もう、しんどいんだ」

倒れるユウキを見つめることしかできない、ジンタと警察官。

 

 

立ちすくむユウキ、モトム、犯人。

そこにやってきた黒服の男。

そうして、ユウキ、モトム、犯人、不思議な空間の男たちを無表情で刺した。

男の消えた空間にはユウキだけが立っている。

 

警官とジンタにとうとう捕まえられた犯人は、刑務所にいれてほしいと懇願する。

「もう嫌なんだ」

ユウキを刺した動機が矛盾していると指摘する警察官に犯人はこう話す。

「立ち読みも、依頼も両方存在している。あいつだ、俺の依頼主だ」

視線の先では、モトムが冷たい目で封筒を見つめていた。

 

 

 

というのがまあ、今回のお話。

さて、ここからは誰がこのループの主権者(というのは言葉違いかもしれないが)という視点で考えていきたいと思う。

 

黒服の男は言う。

「何事にも終わりがあり、終わりからは逃れられないが、その隣にいた私の頭では、記憶の海で馬が暴れ出す。慎ましやかな日々。学び舎でのきらめき。共に遊んだ休日。カフェテリアで飲んだコーヒー。ささやかな贈り物。馬が荒れる度、脳の皮質は波を立てる。波にのまれて終わりが続く。隣にいる私は喪失を抱え、終わり続けるのだ。」

 

海馬は脳の一部で、記憶や空間学習能力に関わるという。

すなわち、いつだって慎ましやかな日々、学び舎でのきらめき、共に遊んだ休日、カフェテリアで飲んだコーヒー、ささやかな贈り物、そんな記憶を思い出させる。

それがこのコンビニの事件、もしくはそれ以前にあった何らかの事件のせいで喪失にかわり、終わり続けることとなると解釈できる。

それでは、これは一体誰の記憶か。

 

ジンタであるとすれば、ユウキと過ごした日々がユウキがコンビニで刺されて死ぬことで終わりを迎えているのかもしれない。

モトムであるならば、ユウキと知り合いのはずなのに、忘れられている。そうして喪失を抱えたまま、その記憶を取り戻そうとしているにも関わらず、ユウキが死ぬ結末を繰り返しているのかもしれない。

ユウキだとするならば、ループする世界のなかで殺され続けることで大切な記憶を零し、喪失を抱えているのかもしれない。

 

そして一番引っ掛かった、モトムの台詞。

 

「なぜ?なぜ何度やっても君が死ぬんだ?」

 

「なぜ君“は”死ぬんだ?」ではなく、「なぜ君“が”死ぬんだ?」という言い方をしたのか。

つまり、犯人への依頼をしているはずのモトムは別の殺したい人がいた?

ユウキを殺したいわけではないのはすでに明らかになっているのだから、それはジンタ?

であるならば、ユウキを救い、ジンタを殺す(そこにはユウキ絡みのなんらかの理由があったのだろうが)ためにループしているのか。

 

 

そう結論づけるのは早いように思う(自分で言っといてなんだけど)。

引っ掛かる点が多すぎるのだ。

 

毎回、ジンタを案内するかのように、空間に行こうと誘う警察官。

(勤続3年って3年間このループを繰り返してたんじゃ?とすら思っちゃう。不調なのは、実際に犯人に迫ったのが今回が初めてだから)

黒い服の男がモトムと犯人を刺したあの空間で、最後に立っていたユウキ。

黒い服の男と同じ白い時計をするジンタ。

全てが怪しく見えてきてしまう。

私の妄想(もはや考察といえるほどの根拠もなにもないのでこう言うけれど)で、一番ありかな、と思うのは、実はジンタがこの世界をループさせているのではないかという説。

ジンタは黒い服の男と契約、もしくは同一人物であり、ユウキが殺されない世界を模索している。

そのユウキの生存のためには、犯人とモトムの排除が必須であり、だからあの黒い服の男が出てきてユウキとモトムと犯人を刺した最後に、ユウキだけは救おうとしているからユウキが立っているのかなって。

 

 

このループの主権者だと当初は思っていた犯人でさえも、モトムに操られていて。

多分、自分が主導でループを繰り返していると思っているモトムも、色々なことに左右されてユウキを救えず、さらにループする世界に振り回されている存在であり。

もしループの主導権がありそうな人がなくて、なさそうな人があるのだというのなら、実はユウキとジンタがお互いを救うためにこの世界を繰り返しているのであって、この二人が主導権を握っていたらいいなあ、という結論にたどり着きました。

ジンタ視点で描いているから、いつだってユウキは死ぬけど、ユウキ視点から見たらジンタがいつも死んでいるっていうやつ。

ユウキは記憶がないように見せているけど、実はあって、でもそれは世界をループするうちに失われていったのかとか。

 

 

考察すると尽きませんが、私自身はとっても楽しかったです!大満足!!!

ということで、2月12日放送回で明らかになるモトムの計画が本当に楽しみです!

 

 

まとまらない文章ですが、この辺で…。